師走です。此処の所、細かい雑事に追われて、なかなか時間が取れません。Blogもサボリ気味に・・・。^^; 

s2000_25.jpgホンダS2000 磨きとガラスコーティングのご依頼。 今年、生産終了したリアルオープンスポーツカー「S2000」、やはりカッコいいですね。

s2000_01.jpg

これまでWAXでお手入れされていたそうで、エンブレムやパネルの隙間等のWAXカスが気になるとの事。

s2000_02.jpg   s2000_03.jpg

確かに、かなりのWAXカスが堆積しています。主成分がロウと油のWAXは、劣化すると油分が抜けてしまい、黒ずんで硬く固着して見苦しい。

s2000_04.jpg   s2000_05.jpg

ウチでは、水垢やWAXカス等の除去は、出来るだけケミカルで落すようにしています。コンパウンド等を使う方が早いのですが、隙間や際の部分の塗装を薄くしてしまう事があるので、物理的に削り落す事はあまり好ましくないと考えています。

s2000_09.jpg

WAX等を溶かす溶剤を使用して、ブラッシングで丁寧に掻き出していきます。この辺りは、プロだから特別な事をする訳ではないのですが、必要な箇所以外にブラシを掛けるのを防ぐために、周りをマスキングテープで養生し、不必要なキズを付けるのを防止しています。

s2000_10.jpg   s2000_11.jpg   s2000_12.jpg

白系の車は、特にパネルの隙間の汚れが目立つもの。ケミカルでクリーニングするだけでも、かなり美しくなります。

s2000_13.jpg

エンブレム等の細かな隙間や内部の汚れには、ブラシでは無く小筆を使用したりもします。

s2000_14.jpg   s2000_15.jpg   s2000_16.jpg

ドアノブ等の裏側は、水垢やワックスカスの温床。綺麗にしておかないと水垢の元に・・・。

s2000_17.jpg   s2000_18.jpg   s2000_19.jpg

エンブレムが綺麗になるだけでも、スッキリと締まって見えます。

s2000_20.jpg   s2000_21.jpg

布製の幌などによく見られるワックスの付着。綺麗に落すのは結構厄介なんです。

s2000_06.jpg

幌用の洗剤を濃度調整して全体をブラッシング。ワックスが塗りこまれている部分は、秘密の薬剤?を使って更に丁寧にクリーニング。

s2000_07.jpg   s2000_08.jpg

間違っても、溶剤や漂白剤は使用しないように。変色や漏水の原因になります。

s2000_23.jpg

4時間掛けてのケミカル作業。(ウチでは水遊びと呼んでいます^^;) これで明日は朝一番からマスキング・研磨が行えます。

s2000_24.jpg

今後は、S2000の様なスポーツカーは減っていくんでしょうかねぇ・・・。